歌おうぜ!

高い声でも自由に歌いたい、歌が上手くなりたい、憧れのボーカルのように歌いたい、声の悩みや発声方法、そしてミックスボイスについての情報を発信しています

ミックスボイス発声における息の正しい使い方について  ボイストレーニング講座

息は吐くの?止めるの?息の量は?腹式呼吸は?ミックスボイスと息の関係を正しく知ろう!

ミックスボイスと息(呼吸)の関係を

ネットで調べると

様々な情報が溢れてきます

あるサイトでは腹式呼吸が大切だとか

あるサイトでは息を吐けとか

あるサイトでは息の量が大切とか

その情報は本当ですか?

皆さんはそれで上手く歌えていますか?

 

ネットでは真偽のわからない

情報がたくさん溢れています

このブログでは

ミックスボイス発声における

本当の息の使い方をお伝えします

この記事を読めば

ミックスボイスと息との正しい関係が

わかります

 

 スマホアプリ「カラスタ」で活動中
10年以上の期間をボイストレーニングに取り組み
ミックスボイスを習得して3オクターブの音域を手に入れた
offiy's(おっふい)がお答えします
歌ってみた動画
MISIA: Everything 
https://karasta.net/movies/830965

L'ArcenCiel: New World 
https://karasta.net/movies/820863

目次

歌唱時に息の吐き出しは止めるのが理想的 効率よく声化させよう

「息出さなきゃ声出せね〜じゃん」

と思ったあなた!

その認識間違ってます!

 

ここでしっかりと

正しい知識を学んで下さい

 

普段話す時と歌う時では

息の使い方が違います

息は声の燃料です

息は効率よく声に変換させなければ

なりません

長いフレーズを歌うとき

ロングトーンの発声

声を持続させるためには

それ相応の息量が必要となります

無駄に吐き出している

場合じゃないのです

息は全て声化させ

無駄な吐き出しはしない

息は全て声に変換させて消費する

これが歌唱時おいては

ミックスボイス発声の基本です

 

息が無駄に使われていないかチェックしよう

あなたの声が効率的に声化しているか

チェックする方法があります

まずティッシュを一枚用意します

両端をつまみ口の前にぶら下げます

そして声を出してください

ティッシュが動いたら

発生時に息が吐き出されています

ちなみに

私がこれをやると

ティッシュはピクリとも

動きません(自慢!)

私の発声は

息が効率よく声化しているためで

声を出しても息が流れないからです

そしてこの発声を習得するには

2つの事を学ぶ必要があります

 

息を効率よく声化させるのに必要な技術とは

ズバリ「声帯閉鎖」と「共鳴」です

その理由は

声帯閉鎖がなされた鼻腔、口腔の空間で

声を共鳴させるように発声する

つまり

声帯が閉鎖され無駄な息の流れが止まり

共鳴の力で声量を稼ぐため

必要最小限の息量で効率的に発声できるという事です

そして

これはミックスボイス発声そのものなのです

 

声帯閉鎖についてはこちらで詳しく書いています

声帯閉鎖と喉締めの違いは? 喉仏との関係https://www.offiychannel.com/entry/2019/05/14/232741

まとめ

歌唱時に息は流さない

息を効率よく声に変えよう

必要な技術は声帯閉鎖と共鳴

 

ミックスボイスの練習について詳しく知りたければ

正しいミックスボイス「出し方を3STEPにまとめてみた」ボイストレーニング講座https://www.offiychannel.com/entry/2020/08/06/085924

 

最後に読んでほしいお話

ミックスボイス発声において

大量の息は必要ありません

声帯閉鎖と共鳴の技術が確立していれば

表現したい声量の分だけ

息を声に変えて歌うことができます

そのために息を吸う事も

(今後はブレスと表記します)

必要最小限で済みます

それを踏まえて

私が懸念してる事を書きます

(少しグチっぽいかも・・・)

たとえば

声量を稼ぐために息をたくさん使う

大量の息を吸うために

腹式呼吸が大事とか書いてある記事や

それを指導するトレーナーがいます

本当に残念ですが

歌について勉強不足、実力不足としか

言えません

グーグルで検索をしてみても

上位表示される記事でさえ

適当な事が書いてある

どのような発信も自由で

どんな声の出し方をしても自由だけど

それを見た皆さんが

それを信じて

正しくない練習に時間を費やし

成長が停滞してしまう

この事が本当に残念でなりません

ボイストレーナー

特に資格もなく誰でもなれます!

なので実力不足や知識不足の人でも

トレーナーになれてしまうのです・・

 

そこで皆さんには

信頼できるトレーナーの見分け方を

お伝えします

見分け方は簡単です

歌を公開しているトレーナーさんを

信頼するべきです

「私はこういう歌い方をします」

「私はこの歌い方を指導します」

これを公開しているトレーナーさんの

情報を参考にするべきです

その人が発信している情報の真偽は

その人の歌い方がすべてを証明します

 エビデンス(証拠、証明)として

歌の公開は申し分ない根拠となります

実力を自覚しているトレーナーさんは

実力を披露したいはずですし

逆に歌を公開しないトレーナーさんは

公開できない理由があるのです(言わずもがな)

ネットにはミックスボイスや発声に関する情報が

溢れていますが本当の事をいっているものは

残念ですが少数です

それに本当に大切な事は

正しい知識を得るだけでなく

その知識をあなたがどのように体現するのかです

どうか誤った情報に振り回されないように

ボイストレーニングに励んで下さい

 

 

 

 

完全攻略ミックスボイス(STEP1 声帯閉鎖と2つの裏声編)ボイストレーニング講座

完全攻略ミックスボイスSTEP1声帯閉鎖と2つの裏声

ミックスボイスを習得したいけど

・何から始めれば良いかわからない

・練習の指標が欲しい

私も昔はこんな事を思っていました

この記事を読めば

ミックスボイスを習得するために

一番最初にするべき事がわかります

 

この記事は正しいミックスボイス
「出し方を3STEPにまとめてみた」ボイストレーニング講座https://www.offiychannel.com/entry/2020/08/06/085924
ステップ1に対応した記事です

 

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目次

裏声その1ファルセットの発声練習

まず覚える発声は「ファルセット」です

ファルセットは流儀によって

意味するものが違う場合がありますが

ここでは「息漏れ感がある裏声」「虚脱感」

ある裏声という意味で使用しています

 

なぜ最初にファルセットを練習するのか?

それは「力まない発声」をするためです

いきなり高い声を発声しようとすると

大体の場合、喉に力を込めて

声を張り上げようとします

実は張り上げは非常に危険な行為です

喉を痛めますし

最悪の場合声を失うかもしれません

ボイストレーニングはある程度の期間

続けないと意味がありません

長期の練習にも耐えられるように

発声は必要最小限の力でが基本です

まずは「力まない発声」ファルセットを

練習してください

ファルセット発声の練習方法と目標とする状態

まずは力を抜いてリラックスしてください

そして後頭部に声が響くような感じで

「ファ~」と柔らかく裏声を発声します

息漏れ感のある力強さを感じない柔らかい発声ができればOKです

音の高さは男性でしたらG4(ソ)付近(前後2音程度)

(女性でしたら+3音ぐらい)

無理をせず出せる程度の高さの声を裏声で

力まずに発声できるように練習してください

重要なポイントは

・力まずに発声する

・息漏れ感がある

・後頭部に響く感覚を得る

この感覚を感じながら発声できれば次のステップに移ります

裏声その2ヘッドボイスの発声練習

ファルセットが発声できたら

次はヘッドボイスの発声練習に移ります

ヘッドボイスは頭声(とうせい)と言われ

文字通り頭で響く声になります

声の感覚としては鋭く芯がある高い声になります

ヘッドボイスの練習方法

発声の練習方法としては

ファルセットからの移行練習が良いでしょう

まずファルセットを発声します

後頭部の響きを意識して下さい

その後頭部の響きを頭部前方(おでこ)に移動させましょう

この時に声が鋭く芯がでるような発声になるように意識して下さい

そしてこの時に力んではいけません

ヘッドボイスを発声する時に力は必要ありません

楽に高音が出せる状態が正しい発声状態です

どうしても力が入る、喉が痛くなるという人は

ファルセットの練習からやり直してください

ヘッドボイス発声の目標とする状態 

ヘッドボイスで発声する音の高さは

男性でしたらC5(高いド)を目安にしましょう

(女性はF5ぐらい)

この高さの声が力まずに自由に

発声できるようになるまで練習してください

 

ファルセットからヘッドボイスに移行する練習で
ミックスボイスを習得するために非常に重要な技術が
副産物のように練習することができます
それが声帯閉鎖の技術です

声帯閉鎖感覚の習得

声帯閉鎖はミックスボイス発声の基本です

家でいえば基礎にあたる部分です

ここを正しく理解して

自分の任意で自由に行える事が必須です

声帯閉鎖の基礎知識

まずはファルセットからヘッドボイスへの移行練習で

声帯の動きに変化がでていると認識してください

この時に何がおきているのか?

ファルセットは声帯が完全に閉じ切らず

少し隙間が空いている状態で発声されています

この隙間が息漏れ感のある声として現れます

ファルセットがヘッドボイスに移行するときに

この隙間が閉じられる事で鋭く芯のある発声に変わっていきます

ファルセットからヘッドボイスへの移行練習で

後頭部の響きを前方に移動させる(おでこで響かせる)ことで

声帯の間接的に操作する感覚を覚えていって下さい

声帯を作用させる筋肉は直接操作する事はできません

無理に声帯を閉鎖させようと力を込めるのは絶対にNGです

声を響かす場所 声を当てる場所 口の開け方等で

間接的に声帯を操作する

この技術を習得すると意識して練習をしましょう

声帯閉鎖については別記事を是非参照してください
声帯閉鎖と喉締めの違いは? 喉仏との関係
https://www.offiychannel.com/entry/2019/05/14/232741

このステップで目指すべき状態

ヘッドボイスを自由に発声できるようになる事が

このステップの目的です

ミックスボイスの発声においては

ヘッドボイスが基本フォーム(基本型)になります

次のステップでは

ヘッドボイスの音域を広げ声量を稼ぎ

実際に歌唱できる状態をめざすため

このステップ1を確実にマスターしてください

最後にあなたの練習にとってとても手助けとなる

1冊の本を紹介します

 

 この本はファルセットの発声から始まりヘッドボイスへの移行
そして地声と裏声の混ざり声という理論で基本的な発声方法が学べます
しかもCD音源付き!その音源も複数の音域で収録されていて
自分に合った音域で練習することも可能です
これからボイストレーニングを始めたい人にはこれ以上ない1冊です

ミックスボイスが出せる(発声できる)「ボイストレーニング3STEP」

ミックスボイスの出し方(発声練習方法)3つのSTEP

人, 群衆, コンサート, 歌手, 歌, パフォーマンス, ライト, 暗い, 泊, ステージ

ミックスボイスを練習したくても

練習方法がわからない

練習の方向性はあってるのかな?

 

裏声が変な声なんだけど・・・

声の質に納得がいかない

 

いくら裏声を鍛えても

全然ミックスボイスに繋がらない

この後いったいどうするの?

 

こんな事にお悩みでは

ないでしょうか?

私も昔はそうでした!

この記事はこんな人が書いています

10年以上ボイストレーニング

取り組んでいます

ミックスボイスも習得し

3オクターブの音域を手に入れました

あなたのボイストレーニング

本当に役立つ情報を発信しています

歌ってみた動画

MISIA: Everything

https://karasta.net/movies/830965


L'ArcenCiel: New World

https://karasta.net/movies/820863

STEP1 裏声の発声練習と声帯閉鎖感覚の習得、高い声を発声してみよう

このステップで学ぶこと

・完全に脱力した裏声

「ファルセット」の発声練習

・芯のある裏声

「ヘッドボイス」の発声練習

・ミックスボイス発声の基礎である

「声帯閉鎖」(声門閉鎖)技術の習得

 

このステップでは発声の基礎である

ヘッドボイスの発声方法と

声帯閉鎖について学びます

 

まず裏声には大きく2種類に分かれます

息漏れ感のある脱力した裏声

「ファルセット」

 

息漏れ感のない芯のある裏声

「ヘッドボイス」

 

ミックスボイス発声の基礎となるのは

息漏れ感のない芯のある裏声である

「ヘッドボイス」であるため

「ヘッドボイス」の発声方法と

「ヘッドボイス」を発声するために

「声帯閉鎖」の技術について学びます

 

特に「声帯閉鎖」は

ミックスボイスの基礎技術と言えるほど

重要な技術です

声帯閉鎖は将来的に

あなたのミックスボイス発声に

素晴らしい効果をもたらします 

 

正しい方法でヘッドボイスを発声して

ミックスボイス発声の基礎を作ることが

このステップの目的です

練習方法や詳細は下記リンクから

関連記事を参照してください

STEP1関連記事

高い声で歌ってみようヘッドボイスとは?正しい出し方と3つのコツを徹底解説 - 歌おうぜ!

完全攻略ミックスボイス(STEP1 声帯閉鎖と2つの裏声編)ボイストレーニング講座 - 歌おうぜ!

声帯閉鎖と喉締めの違いは? 喉仏との関係 - 歌おうぜ!

マイク, 少年, スタジオ, 叫び, 叫んで, 歌う, 歌, 黒と白, 音楽, 若いです, 子, 式, 実行者

 

STEP2 ヘッドボイスで歌ってみよう!鼻腔共鳴と口腔共鳴を感覚の習得して高音域から低音域まで歌える声を手に入れよう!

このステップで学ぶこと

・ヘッドボイスの歌唱練習

・ヘッドボイスの音域下降練習

・鼻腔共鳴感覚の習得し

 ミドルボイスを発声しよう

・口腔共鳴感覚の習得し

 チェストボイスを発声しよう

・ミドルボイスとチェストボイスを連結し

 高音域から低音域まで歌える声を手に入れよう

このステップでは

ステップ1で習得した

ヘッドボイスの音域を広げ

実際に歌唱練習を行いながら

鼻腔共鳴感覚を習得し

ミドルボイスの構築を目指します

 

ミドルボイスの構築後は

口腔共鳴感覚を習得し

チェストボイスの発声練習と

ミドルボイスとチェストボイスを繋げ

高音域から低音域まで歌える声を目指します

 

 ただしこの段階では

まだ声質や声量など

表現できる発声に様々な

問題や課題を残すことになります

その問題を解決するは

次のステップの課題です

 

練習方法や詳細は下記リンクの記事を参照してください

STEP2 関連記事

ミドルボイスとは?鼻腔共鳴で中音域の裏声発声を習得してミックスボイスの基礎を作ろう! ボイストレーニング講座 - 歌おうぜ!

ミドルボイスに繋がるチェストボイスは「しゃべり声ではない」!響きのある正しいチェストボイスこそがミックスボイスに繋がる - 歌おうぜ!

 

STEP3 声区を融合して歌声を強く太くする!ミックスボイスを完成させよう

このステップで学ぶこと

・口腔共鳴空間を広げ声量を得る方法を学ぶ

・エッジボイスの効果的な使い方を学ぶ

・ヘッドボイスの響きにエッジボイスの響きが

 自然に含まれる発声方法を学ぶ

・上記の項目を攻略し声区融合を実現させる

このステップではヘッドボイスで

歌うことの問題点を解決して

強く太い地声のような響きを持つ

ミックスボイスを習得することが目的です

 

口腔共鳴の感覚をおしすすめ

大きい共鳴空間で歌うことで

充分な声量を確保し

エッジボイスを効果的に使うことによって

ヘッドボイスに地声感を含ませます

 

今までの歌声に足りなかったのは

充分な声量と地声感です

共鳴空間の取り方

エッジボイスの使い方

これを学んでミックスボイスを完成させましょう

step3 関連記事

声区融合でミックスボイスを完成させる、正しい知識と効果的な練習方法、そしてスーパーヘッドボイスにも挑戦しよう - 歌おうぜ!

ミックスボイスと裏声の違いとは? ボイストレーニング講座 - 歌おうぜ!
 

この3つのSTEPを攻略するために本当に重要なこと

このSTEPを攻略すれば

ミックスボイスは必ず発声できます

なぜならば私がミックスボイスを

習得した手順を習得するべき

順番で並べたものだからです

 

ここでお伝えしたいことがあります

それは・・・

いきなり3STEP目から始めるなどは

絶対にやめて下さい

ミックスボイスに繋がる

正しい裏声(ヘッドボイス)を習得し

ヘッドボイスの歌唱域を広げ

ヘッドボイスを強化する(声区融合)

この手順が本当に重要です

ですので!

本当に重要なのはSTEP1なんです

ただしいヘッドボイスを習得できなければ

ただしい声帯閉鎖が習得できなければ

ただしいミックスボイスは習得できません

必ずSTEP1から攻略してください

その他!ミックスボイスの周辺知識について

ミックスボイス関係の記事を

調べれば調べるほど

「わけわからん!」って

なりませんか?

ミックスボイスが

出来る人も

出来ない人も

さまざまな情報を発信しているので

正しい情報も

誤った情報も

ネット上に溢れ帰っています

 

その他にも

歌のジャンルなどによって

(ロック、ポップス、R&B)

求める発声が違ったりして

 

いまこの時代に

ミックスボイスを習得したい人は

情報が多すぎて本当に大変だなと

思います

 

ミックスボイスの周辺知識について

下記リンクに記事をまとめましたので

ぜひご参照下さい

 

関連記事

ミックスボイスの嘘とホント 体験談から暴く本当の事 - 歌おうぜ!

ミックスボイスは独学で習得できるか? ボイストレーニング講座 - 歌おうぜ!

ミックスボイスは裏声なのか?を考える

ミックスボイスは裏声なのか?

ミックスボイスについて正しく知ろう

ミックスボイスについて調べると

メインとなるキーワードは裏声ですよね

ミックスボイスを習得したいと

練習方法を調べると

裏声を練習しろ!とか

ミックスボイスは裏声だ!とか

裏声の発声練習を促す記事や動画が

たくさん見受けられます

それを見て裏声を練習している方も

たくさんいらっしゃると思いますが

裏声で歌うことによる弊害や悩みに

直面している事でしょう

具体的には

声質に満足がいかない

声量がでない

力強く歌えない等です

このまま裏声の練習を続けても

この先はあるのか?

いつか理想とする発声にたどり着けるのか?

私も非常に悩んだ時期がありました

本題に入ります

ミックスボイスは裏声なのか?

答えは半分YESです

ただし裏声だけでは足りません

ミックスボイスは

地声と裏声を作用させる声帯の筋肉を

バランスよく作用させ発声する技法です

裏声と地声が混ざった(Mix)声(Voice)

なのでミックスボイスと呼ばれるのです

しかし実際に発声する感覚は

混ざった声と言うより

地声と裏声の中間的な声という感覚が

正しいでしょう

なぜ裏声を練習させるのか?

なぜこんなにも

裏声!裏声!と言われるのでしょう

それは日本人特有の発声に

問題があるからです

日本人は普段から地声を作用させる

筋肉である甲状披裂筋を主に作用させ

発声しています

そして高い声の源となる裏声に作用させる

輪状甲状筋はほとんど使いません

なので!

輪状甲状筋がとても貧弱なんです

この貧弱な輪状甲状筋を鍛えるために

裏声を発声しようという趣旨が

正しく知識を得てない人等によって

裏声=ミックスボイスみたいな

認識がつけられてしまいました

もう一度書きます

ミックスボイスは裏声だけでは足りません

裏声の発声練習によって輪状甲状筋が

充分に鍛えられたら

地声とのバランスが取れた発声を目指し

練習を進めることになります

効果的な練習方法は

裏声の下降練習

共鳴感覚の取得(特に口腔共鳴)

声帯閉鎖の技術もここで必要となります

最後にミックスボイスの発声感覚を得るきっかけになるかもしれない誰でも経験したことがあるものを紹介します

それは泣き声です

 

以上

 

 

ミックスボイスが絶対に習得できる!おすすめボイストレーニング本

ミックスボイス習得のために本当に効果のあるボイストレーニング本とは

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ミックスボイスを練習できる

ボイストレーニング本があれば

良いなと思いませんか?

 

ボイストレーニングの本は

星の数ほど出版されていて

どの本が本当に効果があるのだろう?

知りたいと思いませんか?

 

今回おすすめする本は

もう10年以上前でしょうか

私がボイトレ講師から

「まるで才能ないね!ダメだね!」

と烙印をおされて

失意のどん底にいた時です

悔しい人のイラスト(男性)

それでも・・・

歌が上手くなりたい一心で

試行錯誤していた時に

本屋で偶然手に取った一冊です

この本に出合えなかったら

私は歌う事をあきらめて

いたでしょう

この本を手に取り

練習を正しく行えば

必ず高い声でも

歌えるようになります

 

ミックスボイスを習得して

3オクターブの歌唱音域を手に入れた私が

ミックスボイスの習得に必ず役に立つ

ボイストレーニング本を紹介します


歌ってみた動画
MISIA: Everything
https://karasta.net/movies/830965 

L'ArcenCiel: New World
https://karasta.net/movies/820863

練習を始めた初心者がまず読むべき本は

 奇跡のハイトーンボイストレーニングです

 

この本で何を練習欲しいのか!

基本となる2種類の裏声

ファルセットとヘッドボイス

声帯閉鎖の技術

ヘッドボイスの下降練習

共鳴感覚の習得

この本のメソッドをこなせば

発声の基礎となる

上記の項目が効果的に練習できます

私がこのBLOGで発信している

情報はこの本のメソッドを

攻略する過程で

習得したものです

この本のメリット

奇跡のハイトーンボイストレーニング

著者 弓場徹先生監修は

三重大学教授であり

あのYUBAメソッドの発案者です

そのYUBAメソッドを学べるのがこの本です

しかもCD音源がついていて

その音源は音域に別にプログラムが収録されています

自分に合った音域で練習を始めて下さい

そしてこの本の最大のおすすめポイントは

弓場先生直々の発声による音源が収録されている事です

先生のなんの飾り気もない純粋なファルセットや

見事な共鳴でならすヘッドボイスは

必ずあなたのミックスボイスのお手本となるでしょう

特に練習を始めたばかりの方

声帯閉鎖や裏声の発声で躓いている方に

本当におすすめしたい本です

声帯閉鎖を行わないピュアなファルセットから

声帯閉鎖を伴うヘッドボイスの発声

その声の下降練習など

この本でミックスボイス発声が

基礎から学べます

付属のCD音源を再現する練習を行いますが

CDに録音されている発声音源も

信じられないくらい高レベルです

恥ずかしながら私は3オクターブ以上の

発声ができるようになった今も

このCDに録音されてい音声クオリティにはかないません・・・

この本のデメリット

収録されている音源を

再現するという練習方法だが

音源のレベルが高すぎて

真似するのがとても難しい

独学で行う場合

かなりの試行錯誤が必要となる

 

「ホーッ」「ホーッ」という

発声が人に聞かれると恥ずかしいかも・・・

赤面している人のイラスト(男性)

この本を おすすめする理由

まず最初に力まない発声

ファルセットの発声から

練習する事が最大のポイントです

 

多くの人は高い声を出そうとして

喉に力を込める

それが喉締めとなり

発声の邪魔をする

 

まずは力まない発声を

覚えて下さい

発声練習をしながら

自然にヘッドボイスの

発声を学んで下さい

声帯を間接的に操作

する感覚を学んで下さい

 

ミックスボイスを習得するために

一番最初にやってほしい練習を

この本は学ばせてくれます

 

ミックスボイスの練習は

年単位での練習が必要です

それでも効率よく

練習ができれば

その期間は必ず短縮されます

 

想像してみて下さい

高い声で自由に歌ってる自分を

あなた次第ですが

この本は夢をかなえて

くれるかもしれません

 

この本を手に取り

自由な歌声

ミックスボイスを

手に入れませんか?

 

ミックスボイスと声帯の状態(声帯閉鎖、声帯伸展)正しい知識と練習のコツ

ミックスボイスが発声できないとお悩みの人は声帯が上手く使えていない、ミックスボイスと声帯の使い方(閉鎖、伸展)と練習のコツ

ミックスボイスで高い音域まで

カッコよく歌いたい

でもミックスボイスが

できない

よくわからない

そんな貴方は

声帯の使い方が理解できていない

声帯が正しく使えていない

これがミックスボイスができない

原因です!

ミックスボイスってどんな発声なの?

ミックスボイスとは

低音域から高音域まで

自由に発声できる歌唱に最も適した

発声方法の事を指します

もう少し具体的に書くと

輪状甲状筋(りんじょうこうじょうきん)

甲状披裂筋(こうじょうひれつきん)

がバランス良く作用し低音域から高音域

までをスムーズに発声できる状態の声帯から

発せられる声ということです!

輪状甲状筋は声帯の緊張と伸展に作用し

甲状披裂筋は声帯の弛緩と短縮に作用する

この2つの筋肉が声帯にバランス良く

作用し伸縮、弛緩、緊張を自在に声帯に

作用させる必要があります

つまりミックスボイスを習得したいのなら

声帯の使い方を理解する事が最低条件です!

この事をぜひ覚えておいて下さい

裏声の発声練習も声帯閉鎖の練習も

エッジボイス(ボーカルフライ)の練習も

全ては声帯の使い方を学ぶための練習だと

意識して練習を重ねれば

理想的な声帯の使い方=理想的な発声

に必ずたどり着けます

なので

すべての練習は声帯の使い方を習得するためのものだと意識する

この事が貴方の成長を格段に早めます

では具体的にどの様な練習すれば良いのか?

まずは裏声の練習が必要です

裏声にも種類があり

発声方法もその意味も変わってきます

まず覚えて欲しいのは

ファルセットです!

息漏れのある声質の裏声である

ファルセットを力まず発声できる

ようになって下さい

そして次は

このファルセットから

ヘッドボイスに移行しましょう

ヘッドボイスとは裏声でも

鋭く芯のある高い声です

ファルセットからヘッドボイスに

移行する時に習得しなければならない技術が

声帯閉鎖です

息漏れのあるファルセット

この発声をしているとき

声帯は少し隙間のある状態で

作用しています

この隙間が息漏れ感の原因です、そして

この隙間を塞ぐ事が声帯閉鎖の技術です

これができるようになれば

芯のある高い声ヘッドボイスが

発声できるのですが

残念ながら声帯は直接操作することが

できません

なので声を当てる場所や

響かす場所を意識するとか

口の開け方などの間接的な方法で

声帯を操作する方法を模索する事になります

例えば!

ファルセットを発声する時は後頭部に

声を響かすように

ヘッドボイスに移行する時はオデコの

方に声の響きが移行するように発声する

その他にも

口の開け方を「あ」の形にしてみる

「お」の形にしてみるなど

この様に間接的な方法で

声帯を操作する

方法を学んで下さい

そして練習初期の段階でミックスボイス発声の基礎のキとなる

声帯閉鎖の技術を確実に学んで下さい

声帯閉鎖はミックスボイス発声の根幹技術

ミックスボイス発声ができるように

なったら基本的にずっと声帯閉鎖した

状態で歌唱する事になります

なので余計な力が入っていると

すぐに喉が疲れたり痛くなったりと

弊害が大きくなってしまいます

習得するべきは

必要最小限の力で

喉を締め上げず

声帯のみを閉鎖させる

この技術です

どうしても声帯閉鎖の感覚が掴めない人は

下記の様な練習をおすすめします

①息を吸込み呼吸を止めてから

「アーッ」と裏声を発声する

この時に力まない事

頭の前の方で

「額」あたりで声が響いているかを

意識してみましょう

②喉仏を指でつまみツバを飲み込む

声帯閉鎖ができている状態だと

喉仏が引き上がった状態で固定されます

指で喉仏をつまみ喉仏が引き上がる感覚を

感じてみてください

③空うがい

少し上を向きウガイをする要領で喉を

ガラガラさせてみてください

喉の奥が締まった感覚を感じて

みてください

上記の練習をしながら

力まずキレイなヘッドボイスの発声が

できるまで練習を続けましょう

ヘッドボイスの発声は輪状甲状筋を鍛え上げる

日本人男性は特に地声と

それを作用させる筋肉である

甲状披裂筋を主に使った発声で

日常を生活しています

なので高い声の源となる

声帯を引き伸ばした状態にさせる

輪状甲状筋がとても貧弱なんです

ミックスボイスを習得するために

裏声を練習しろと言われる本当の理由は

まずは輪状甲状筋を鍛える

これが目的なのです

ただしここで皆さんが勘違いしている

重要なポイントがあります

それは!

裏声は裏声!ミックスボイスではない!

という事です

ここで躓いている人も多いでしょう

ミックスボイスを扱っている

トレーナーさんの動画や記事を見て

この人はミックスボイスできてないな(笑)と思えるポイントでもあります

裏声発声で鍛えた輪状甲状筋を

甲状披裂筋とのバランスよく作用させ

伸縮自在に声帯を操作し

低音域から高音域まで自由に発声し

声質の強弱

声量の大小

クリーンな声、歪んだ声

様々な表現を可能にする

声帯の使い方を習得するきっかけに

なるのは

共鳴感覚を習得する

これが最重要だと思っています

共鳴と言うと皆さんは

鼻腔共鳴

この言葉を思いつくと思いますが

本当に重要なのは

口腔共鳴

こちらです

私は長年裏声だけの歌唱から抜け出せず

悩みもがきました

ですが口の中の共鳴感覚での歌唱を

練習し始めたら

発声技術が格段に上達しました

声帯の状態に注意して歌唱するように

なってから

理想的な声帯の使い方に

気がつく事ができました

理想的な声帯の状態とは

しっかりと閉鎖された声帯を

裏声が発声できるように伸展させ

そのバランスを保ちつつ

声帯の緊張を緩め低音域を発声させる

高音域に至るにつれ声帯を緊張させる

この声帯の使い方を再現できるように

練習に励んでみてください